2020
Aug
13
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【株雑記】「賢明なる投資家」のレビュー~第7章~
今日は「賢明なる投資家」の第7章を読んだ感想と備忘録。
第7章 積極的投資家の投資―積極的な方針―
第7章は積極的投資家が防衛的でない投資をするにあたって、グレアムさんが勧める分野が書かれています。
積極的投資家に勧める投資分野の中で私が共感できたものをピックアップしておくと、
一つは「比較的人気のない大企業」、もう一つは「割安銘柄」です。
「比較的人気のない大企業」は、注目のあびることのない企業の株式は過小評価されがちであることから、次の「割安銘柄」になりやすいというのがおススメの理由です。
さらに、理想的な条件として、「過去10年以上にわたって安定した収益を上げている、特に赤字となっていない企業」「将来起こりうる低迷に備えた十分な規模と財政的な力があること」を付け加えています。
昨今のコロナショックでは多くの大企業がダメージを受けていますが、決算では資金繰りや資産状況が投資家たちの関心を集めていたのではないかと思います。今回のこの経済低迷の中での企業の振る舞いが今後の投資戦略に大きく関わってきそうですね。
「割安銘柄」については、本書の中で具体的な指標が提示されているわけではありませんが、
「PER20以下」
「株価(総額)が優先負債をすべて差し引いた後の純運転資本以下(※訂正:PBRと書いていましたが誤りです)」
などが書かれています。(厳密には少し違う説明がされています。)
優先負債の定義が不明でしたが、流動負債の中でも優先度の高い負債のことだと認識しています。
PERは景気に左右されやすいので、この数字はあてにならないと思っています。私が銘柄を選ぶときはPER12倍,PBR1倍を割安の目安にしています。
まとめると、
「比較的人気のない、財政面で問題を抱えていない、安定した収益を確保している、PER&運転資本で見たとき割安な大企業」
がおススメってことでしょうか。
相変わらず、回りくどく断定的でない書き方が続く本ですが、頑張って読み進めていきます。
また次回!
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